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    魔法のザクロ  (no 97.10月7日)

    投稿日:2014年10月6日

    先日、近所の親しいブログ友人愛読者から、

    「他者への貢献を実践していれば、商売は繁盛するのですか?]

    と厳しい質問されてしまいました。

    「はい」とも「いいえ」とも、簡単に返答出来なかったので、口をモゴモゴしてしまいました。

     

    改めて、世の中を見回してみると、なんといっても民主主義の先進国であるアメリカが、

    世界の富を70%近くも握っていて、影の独裁国家みたいなものです。

    昔のアメリカは黒人を低賃金で有効活用した為に、富める者は益々と富み、

    貧しい者たちは格差社会の底辺で暮らすようになってしまいました。

    多くの国で富を持てる者と、持たざる者との格差が生まれたことも、自然の流れなのでしょう。

     

    しかしながら、如何なる階層に属しようが、この世に人間として生まれてきた以上、

    幸福を願い、味わうことが大事だと思っています。

    今の香港での学生ストライキ、イラン・イラク地域の「イスラム国」への空爆など、

    一般市民を巻き込んでの争いごとは非常に悲しいものです。

    世界の悲惨な状況を見ていると、私達日本人は楽園の中にいて、

    幸せを満喫している筈なのに、赤字国債まで発行して身を削る痛みを知らずに、

    現状維持を願い、感謝の言葉でなく、不満の声が飛び交うのは寂しいことです。

    それでも個人として幸福感を味わうのは必要であるし、

    他者への貢献(他者を思いやる‘ありがとう’という言葉)が全ての幸せを掴む出発点であると思っています。

     

    それに比べ、商売繁盛は個人の幸福とは全く別次元の話なのです。

    第一にお客様(世間)が望んでいる技術(商品)を提供し、社内的には公平性ある経営に心がけ、

    生活は贅沢を避けて質素を心がけ、あたかも修行僧の生活の様です。

    それでも成就率は極めて低く、そして運が良ければ繁盛します。

     

    (ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集石角莞爾著集英社発行参考)

    ユダヤ人が数千年に渡り、語り継いできた説話の内容は今でも真実を語りかけています。

    金言の中に[No pain No gain]という言葉があります。

    直訳…苦痛なくして、欲しているものは手に入ない。

    言い換えると、何も失わず、楽して成功することなどあり得ない。

    すなわち、自己犠牲なくして成功はありえない。

     

    『あるところで、三人兄弟は、それぞれ不思議な物を手に入れました。

    長男は世界の隅々まで見えるガラスのコップでした。

    次男は空飛ぶ絨毯を、三男はどんな病気でも治す不思議なザクロの実を手に入れました。

    長男が手に入れたコップを覗くと、何と、重病で寝ている、ある国のお姫様が映し出され、王様が治してくれる人を探していました。

    早速三人は、次男が手に入れた絨毯に乗り、お城にかけつけて、

    三男が手に入れたザクロの実を半分に切って差し出したところ、お姫様の病気は治りました。

    お姫様がその後の三人の様子を調べると、

    なんでも透視できるコップも、空飛ぶ絨毯も効能に全く変化はありませんでしたが、

    ザクロの実だけは、半分しか残っていませんでした。

    お姫様は三男のことを「私の為に、彼の大切なザクロを半分も失わせてしまった」と深い愛に気づき、彼の愛を受け入れました』

     

    事業成功の秘訣は、決して成果を独り占めしてはいけないし、

    私の経営哲学であるジャンケン経営(ぐー⇒儲ける、ちょき⇒欲望を慎む、ぱー⇒利益を還元する)と一脈通じる喩です。